花咲くアーモンドの木

国立新美術館で開催されている「ピエール・ボナール展」に行ってきました。

展覧会の最後の部屋へ入った時、ひときわ輝いている一枚がありました。

「花咲くアーモンドの木」。彼の遺作となった作品だそうです。


画家の晩年の作品は、体力の衰えなどによって

それより前の作品と比べると勢いが無くなっていることがあるのですが

(人の一生を見ているようで、絵も生きているようで、そういう作品も個人的に好きです。)

ピエール・ボナールの「花咲くアーモンドの木」は、最期の作品なのにエネルギーに満ちていました。

最期だからこそなのか、色彩的にそう見えるだけなのか…。

こういうこともあるのだなぁと、しばらくの間、しみじみと見つめてしまいました。


アーモンドの花がどういうものなのか知らなかったので、帰って調べてみました。

なんと、桜とそっくりの可愛らしい花なのです。

あの硬くて茶色い木の実が、こんなにも可愛らしい、ほのかにピンク色に染まった繊細な花びらを持つお花から生るなんて…!

更に調べると、ゴッホもアーモンドの花の画を描いていました。

絵描き人にとって、思わず描かずにはいられない花なのでしょうか。


アーモンドの木は、冬の終わりに花を咲かせるらしいです。

いつか見てみたいなぁ。


私の見てみたいものがまた一つ増えた、良い一日でした。


0コメント

  • 1000 / 1000