夕焼けと富士山と桜

夕暮れ時のオレンジに染まった雲と、昼の青を残した空。

幼い頃、このコントラストが許せなかった。

オレンジの雲と青い空の組み合わせを汚いと思っていた。

今思えば、オレンジと青は補色だから嫌悪感を抱いたのかもしれない。


それが高校生のある日、予備校へ向かう道でふと見上げた夕暮れ時の空。

今まで気に食わなかった、オレンジの雲と青い空を美しいと思ってしまった。



富士山と桜もそうだった。

富士山の岩肌や、桜の幹の凹凸を美しく感じられなかった。

岩肌や幹のゴツゴツした感じが、私にとっては強かったのかもしれない。


今では富士山の季節ごとに変わる表情や、あのなだらかなラインを美しいと思えるようになったし、

桜は大好きな木の1つとなった。


すきになったきっかけは考えてもわからないけれど

物事の見方や受け取る感覚は、日々を重ねる中で少しずつ変わっていくのでしょうね。


今は”きらい”なものでも、これから過ごしていくうちに”すき”に変わったりするのかもしれない。

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