そうしてくれて嬉しい
漫画を描くのをやめていたけど、また描き始めた事を人に伝えたとき
モデルの事務所が決まったとき
「えりちゃんがそうしてくれてうれしい」
と言ってくれた友人が何人かいた。
自分自身のことではなくて、他人が起こした行動に対して嬉しいと言えるって
なんて心が広いのだろう、なんて徳の高い人なのだろうと驚いた。笑
ある時、私の古くからの絵描き友人が絵を描く職に就いたと聞いた。
それまでは絵とは関係のない職だったけど
私は彼女の絵が好きだったし、彼女が絵を描いている姿が「自然な在り方」のような気がしていたので、
絵を描いてお金を稼ぐ道を選んだ(選んだというか、話を聞くと導かれたような印象を受けた)
という話を聞いて、飛ぶように嬉しかった。
その瞬間、ふと気付いたのです。
「えりちゃんがそうしてくれてうれしい」と言ってくれた友人たちと
同じ気持ちを抱いている自分に。
他人が起こした行動に対して喜ぶのは、
心が広いとか、徳が高いとか、そんなんじゃなくて
単純に、見ているこちら側が気持ち良いからなのかなと。
パズルの最後のピースがはまるように、そうなるべくしてなる場所へすとんと落ち着いて、
その在り方が自然だから。
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